天候:晴れ
今日は瓦組合の九州ブロックの講習会が熊本であったので参加してきました。
(久々の長距離の車の運転は疲れましたね。)
令和元年に房総沖で発達し千葉県を襲った台風により千葉県内を中心に拡がった住宅の瓦屋根の被害の状況をさすがにこれではマズイと思ったのか国交省がやっと建築基準法の一部改正に乗り出し来年1月より改正する瓦屋根に関する内容の講習会でした。
(従来の建築基準法には瓦工事に関する箇所は細かな規定が無く,ある意味瓦屋さん任せみたいな状況でした)
内容は瓦組合の大本の全日本瓦工事業連盟によって阪神淡路大震災後に策定した施工基準(ガイドライン工法)そのもので,組合に加盟している瓦屋さんは既に実施している施工方法なのでおさらいと一部改訂になった箇所の確認といった感じでした。
これまでの瓦業界内のマイルールから法制度の中に取り込まれて守らないと「違法建築だ」ってなことになる場合もあるので十分気をつけましょうということでした。
ちなみに,改正前の建築基準法で建てられた住宅については瓦屋根の耐震・耐風診断を受けて改修する場合,国や県・市から補助金が出ることになるそうですが,各自治体毎に細かな条件があるそうです。(既に助成制度を活用している自治体もあれば、まだまだ先といった自治体もあり動きはバラバラのようです)