セメント瓦屋の作業日誌

大分県杵築市山香町で瓦屋やってます.日々の仕事の出来事を気の向くままに書いてます。

本日の作業(修理)

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天候:曇り


今日は別府で屋根修理(屋根瓦の一部葺き替え)でした。


使ってあったセメント瓦(和形)は写真のように和形の瓦なら本来、左上角にある切欠きが無い形状でした。 S30年代から40年代前半の製品らしいのですが、初めて見た形状でした。(意図して作ったのかどうかわかりませんが)


この形状の為なのか、上下の瓦の重なり部分の隙間が大きく、そこから桟山の裏面に雨水が侵入した形跡がほとんどの瓦にみられました。 <隙間が大きくなったのは古いセメント瓦にみられる瓦の厚みが薄くなった(痩せた)為かもしれません>


取りあえず今回はお客さんの要望により雨漏りのひどい部分のみの修理でしたが、屋根の他の部分も雨漏りしている可能性は大きいようです。